「感覚の和(KANKAKU-NO-WA)」


<自分の身体・感覚でつかむ>
< 感覚・感性を研ぎすませる>
< 感覚 を社会に開いていく>


私は一つのものに関して多様な捉え方を認め合っていくことが、これから大事になっていくと考えています。(もちろん、そこには他人を害さない(犯罪的行為等を含まない)という前提条件が必要です)
今、多くの国では、ラジオやテレビや電話、インターネットなどで情報交換ができます 。
そのような国では情報だけでなく、実際に、短時間で物や人が地球上を行き来できることが多いです。
実際に、上記の条件を満たした日本で暮らしている私は、 多様な価値観、文化などと接して生活しています。
しかし、一人の人間が、すべての価値観や文化等を持って行動することはできません。
だから、このような環境で暮らしている私は、いつでも、何を自分で選ぶか、が問われて いるように思います。私は、多くの情報が流れてくる中で、自分の求めるものを選ぶためには「自分の身体・感覚でつかむ」ことが必要だと思っています。そのために、「感覚・感性を研ぎすませる」ことが重要だと考えています。
それと同時に、 『感覚を社会にひらいていく」ことが重要だと思います。


「ひらく」とは「開く,拓く、展く、啓く、披く」と漢字で書く。意味は「1、あけ広げる。解放する。2、たたんであるもの、くっついているものなどを広げる。5、物事を新たに興す。また、物事を良い方向に展開させる。6、事柄、真理などを明らかにする。また、それを教えただしたり、さとりの域に到達したりする。」などがある(現代国語例解辞典 1992年第一版より引用)。

なぜなら、何を選ぶか、とともに、選ばなかったものを尊重することが重要だと考えるからです。
感覚をひらくことによって、自分が選んだ物をさらに変化させたり、選ばなかったものとの共通点や接点を感じること、自分と周りの新たな可能性を見いだすことができると思っているからです。
これらの意味を「和(WA)」ということばにこめました。(05.5.23)

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