プレスリリース  2007年個展テーマ<M氏の像 「対話」>


この度、相模原市古淵のギャルリーヴェルジェにて下記展覧会を開催する運びとなりました。
御案内申し上げます。

 



会期   :2007年3月20日(火)〜4月7日(土)
     (月、日祭日休廊)
会場   :ギャルリーヴェルジェ
住所   :相模原市古淵2−3−7 T&T第2ビル1F
TEL・FAX:042−776−6375
時間   :PM12:00~PM6:00(最終日PM3:00まで)

一瞬の感動がずっと人生を豊かにすることがある。ひとつひとつの行動さえ変えるエネルギーとなることがある。そういったひとをしっかりと根底から支えるものは、変化の激しい時代の中で形を変えながらもずっとあり続けるはずだ。
そう考えていたころ、知人のM氏と対話することを思いついた。2003年の秋だ。M氏は画家で不思議な明るさを持つ人物だった。シベリア抑留の体験も「旅行へいってきたようなもの」とさらりと語り始める。
それから多くの対話を重ね、作品をつくってきた。
今回の個展は作品を観に来た人が参加する空間を目指した。
作品のメイン題材はM氏の手だ。1メートル80センチくらいの大きさで描いた手もある。この大きな手の前に鏡を置く。絵から振り返ると手に包まれた自分が映るのがみえる。鏡を使うことなどで、絵と自分の関係が「みる」だけでなく「作品に参加する」状態になる。
エネルギーの感覚は、見るだけでなく、感じることで伝わる。だから、その他にも移動していくことで変化を感じる空間作りをしている。
また、人物像その他も作品の題材に取り上げ、いろんなインスピレーションを感じる空間にもなっている。
そして、会場を訪れたひとが望むなら、私と訪れた人が対話をできるよう在朗する予定になっている。
茶道で有名な利休は、自分の美しいと思うものを有名無名にとらわれずに準備し、客と対話したという。利休がしたように、たがいが美しいと感じるものについて率直に語る場として個展会場を考えている。
率直な対話は自他の差と共通点を気づかせ、人の心を豊かにする。M氏と対話することで私はそれに気がついた。そして今回、さまざまな意味において参加型、対話型の個展であることを目指している。
M氏と対話する中で、「シベリア抑留」「日本の近代」「東洋」など、実にさまざまなことを学んだ。
それらの対話、対話から調べたこと、個展を考えていくなかで気づいたこと、自らの感じることなどをブログで発表している。
2005年7月2日より公式ブログ、楽天日記を使い、個展の先行展開を行っている。
それは私にとって作品・思想を共有できる場であり、ブログは表現手段のひとつだ。
<技法・作品展示>
個展会場作品  :主に平面、インスタレーション。顔料、膠、墨、アクリルガッシュ、その他ミクストメディア。鏡。
ブログアドレス :(公式ブログ)http://blog.art-m.org/index.php
        :(楽天日記) http://plaza.rakuten.co.jp/momma/以上、よろしくお願いいたします。

 

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